自問自答史。

自問自答史。土から風に乗るために今までの自問自答を滑走路にしたいと思い筆を取ります。

光を見る

寂しがり屋だと忘れていた

そんなことも思い当たらなかったほど別のことに気を取られていたが

今となってはそれも思い出せない

だけど考えなくてもよかったことはひとつもなかったことはわかる

 

「大切に思う人が、私を大切に思ってくれている」

 

そんなことまで忘れて何に気を逸らしていたのか

賑やかな私が誰にも言えず悲しかった事柄

それは時と共に数を増し肉体へ拡がり始める

 

血管を通る血や

吐き出し吸い込む息にまで

染み出した事柄

 

それはすべて

「大切に思う人が、私を大切に思ってくれている」

このように言語化され実際に体験されて

実感された事柄の片鱗

 

私の隣を歩かなくても同じ部屋にいなくても

私は見えたのだ

しずかなみずうみのすいめん

いつくしみふかき光がともる

光をたたえ私を見つめた人

 

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